1.まず始めに、私にしか解読不能な設計図?に基づき人形を成形します。
頭・髪の毛・身体・手足すべて別パーツで作っていきます。
2.各パーツを一体化し、完成した着色前の言わば
《産まれたばかりの》天使人形達!
3.着色はお人形が小さいので、可愛そうですが《針》に刺して着色します。
4.髪の毛、顔を書き入れ《天使人形》の基本形の完成です。

私の天使グッズや天使人形の作品を見た方から「金色と銀色の発色が綺麗ですね、絵の具は何を使っているんですか?」と聞かれることがよくあります。

私が天使作品に色付けする際に使用している画材は、アクリルガッシュがほとんどです。

あとは、顔を描くのに、ニューパステル(頬紅に336Pと366Pを混ぜ合わせて使います。)

色鉛筆(主に睫毛などの細い線を描くときに使用します。)必要に応じて鉛筆やマーカーペンなどを使います。でも、金色と銀色だけはアクリルガッシュでは満足のいく発色がありませんでした。

(オレンジゴールドやパールホワイトは土台の色付けによく使いますが)天使と言えば、髪の毛や羽の金色と銀色は妥協したくありません。そんなときふと思い出したのが、日本画を描いていた姉の言葉。「最近はわざわざニカワを溶いて、岩絵の具を混ぜなくてもチューブ式の手軽な物があるのよ。」

思い立って近所の画材屋さんに行くとありました!早速購入して使ってみると、色が沈まずにキラキラと思い通りの発色でした。ただニカワが多く混ざると粘土に着色しにくくなるので、写真のように使う数日前から立てて置いておきます。こうすると重い金泥が下に溜まって、ニカワと分離するので、塗りやすくなります。(あまり上手く分離してくれないときもありますが・・・)

初期の頃は青金を使用していましたが、最近は赤金を使っています。
なぜ日本画の絵の具にこだわるのか、それは私にとって天使グッズや天使人形を表現するのに一番美しい発色を得られるからなのです。

 

《天使グッズ、天使人形たちの進化論 〜その1〜》

樹脂粘度で天使グッズや天使人形の制作を続けていると、樹脂粘度の特性など色々な事が分かってきます。
もともと粘土の知識が全くと言っていいほど無かった私ですが、“石の上にも三年“とはよく言ったもので、
(私の場合とっくに三年過ぎましたが…>_<…)扱い方とかを試行錯誤する内により良い方法が分かってくるものです。
以前は粘土の白地のまま成形・乾燥し、上から彩色していましたが、直接粘土に色を混ぜ込むことによって、
表面の風合いがとてもなめらかになりました。
以前から、私の作った天使グッズや天使人形の作品をご覧になった方からよく耳にしていた
“お砂糖菓子のような美味しそうな“風合いがより増したように思います。
(日本画の絵の具の金、銀を使用する部分などは、以前と変わらずに後で彩色をしています)

 
天使グッズ、天使人形たちの進化論 〜その2〜》

新作のおむつ天使をよ〜く見ていただくとわかりますが、カワイイ小さな指まで表現するようにしました。
以前は少し平らにして、先を反り返らせることで表現していましたが、ある程度ボリュームのある大きさのお人形では正直無理を感じていました。
”やってみよう”と、挑戦したところ思いのほか上手に可愛く出来上がり、満足しています。
特に“おむつ天使”は、赤ちゃんの“指しゃぶり”の愛らしいポーズが特徴なので、“可愛いお手々”が表現できるようになったと思います。

 
樹脂粘土の種類と特性》

私が使用している粘土は「ハーティソフト/ホワイト」という樹脂粘土です。

天使人形を粘土で作ろうと思ったときに最初に出会ったのがこの「ハーティソフト」で、砂糖菓子の様な質感の仕上がりがとても気に入ってそれ以来愛用しています。

最近ちょっとになって試してみたのが「モデナ」という樹脂粘土です。

※右の天使がいつもの「ハーティクレイ」:左が「モデナ」

仕上がった質感が「モデナ」はキューピーのようなツルんとした、よりお人形に近いかなという感じです。

天使の髪の毛と羽は各粘土の素地のままです。「モデナ」は半透明な飴のような質感が新鮮です。今後モデナで作品の幅が増えるといいな。


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